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なぜ、サッカーの審判は試合中に約10kmも走るの?

動画公開:

ひとことで言うと

主審は、プレーを見やすい角度と距離から判定するために、ボールや選手の動きに合わせて動き続けます。トップレベルの試合の測定では1試合およそ9〜13km、平均すると10km前後です。

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動画の内容

  1. サッカーピッチ全体を俯瞰した図に、走行ルートを示す点線が描かれるイメージ

    サッカーの主審は、90分の試合中になんと平均10キロ前後も走っていると言われています。

  2. 審判のシルエットがダッシュと歩行を交互に行う様子をアイコンで表現

    これは選手の平均走行距離とほぼ同じくらいで、しかも常に全力ダッシュとゆっくり歩きを繰り返す、体力的にとても厳しい動きなんです。

  3. 審判がボールの近くで判定するシーンをシンプルに描いたイラスト

    だからこそ、常にプレーの近くにいて正しい判定をするために、審判は高い持久力が求められる職業なんです。

  4. モニター画面に複数のカメラアングルが映っているイメージ図

    そこに加わったVARは、複数のカメラ映像を使って際どい判定を確認する仕組みですが、映像の切り替えや角度の確認に時間がかかるため、判定までに数分かかることもあります。

  5. 審判のシルエットとモニター画面が並んで描かれる締めのイラスト

    審判の体力とテクノロジー、この2つが支え合って、今のサッカーの正確なジャッジは成り立っているんですね。

もう少し詳しく

「約10km」はトップレベルの試合での値

国際試合の主審15人を計測した研究では、1試合の走行距離は平均約10.3kmでした。32本の研究をまとめた分析でも平均は約10.5kmで、ヨーロッパの大会(約11.2km)のほうが南米の大会(約9.3km)より長いという差も見られます。研究のまとめでは、エリートの主審でおよそ9〜13kmという幅で示されています。

これらは主にプロや国際レベルの試合の数字で、試合のレベルや展開によって変わります。なお、動画の冒頭で「フルマラソン選手並み」と言いましたが、フルマラソンは約42kmなので、その4分の1ほどです。「フィールドの選手並み」と言うほうが正確でした。

ダッシュばかりではない「緩急」の動き

走る距離の大部分は、歩きやジョギング程度のゆっくりした移動です。国際試合の研究では、約10kmのうち速く走った距離は2kmほどでした。それでも試合中の心拍数は最大の85〜90%ほどに達するとされ、楽な仕事ではありません。

おもしろいのは「後ろ向き走り」の多さで、国際試合では1試合で約0.9kmも後ろ向きに走っていました。プレーから目を離さずに位置を変えるためと考えられます。

なぜ走るのか:「対角線」の位置取り

IFABの審判向けガイドラインは、最もよい位置を「正しい判定ができる位置」としています。主審は、自分と副審のあいだにプレーをはさむように、ピッチを大きく対角線に動くのが基本です。プレーの外側に立つと、プレーと副審を同時に視野に入れやすくなります。

近すぎてプレーのじゃまをしないこと、ボールから離れた場所での小競り合いにも目を配ることも求められます。国際試合の研究では、速く走る量が多い主審ほど、反則が起きた場所に近い位置にいられた、という関係も見つかっています。

選手より年上で、交代もできない

研究のまとめによると、主審は選手より15〜20歳ほど年上で、プロ契約ではない人も多いと指摘されています。しかも選手と違って、試合中に交代できません。だからこそ、短い全力走をくり返せる体力を鍛えるトレーニングが重視されています。

VARは「速さより正確さ」

VARが関わるのは、得点、PK、一発退場、退場・警告の人違いといった、試合を左右する場面の「はっきりした間違い」などに限られます。IFABのVARの決まりでは、確認作業に時間制限はなく、速さより正確さを優先するとされています。最終的に判定を下すのは、あくまでピッチ上の主審です。

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出典・参考資料

最終確認日: 2026-10-09

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