なぜ、昼間の空にも月が見えるの?
ひとことで言うと
月は太陽の光を反射して光っており、太陽から十分離れていれば昼の青空の中でも見えるほど明るいからです。とくに半月(上弦・下弦)のころは、昼間の空に出ている時間が長く、見つけやすくなります。
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昼間、空にうっすら白い月が見えること、ありますよね。実は月は太陽が出ている時間も、ちゃんとそこにあります。

月は自分で光っているわけではなく、太陽の光を反射しているだけ。だから太陽が出ていても、位置が合えば見えるんです。

そして月の形が変わって見えるのも、同じ理由。地球から見える『光っている部分』の割合が、日によって変わるからなんです。

さらに面白いのが、私たちが見る月の模様はいつも同じだということ。これは月の自転と公転の周期がぴったり一致しているからなんです。

つまり月の裏側は、地球からは絶対に見えない場所。空を見上げるとき、そんな月の秘密を思い出してみてください。
もう少し詳しく
月は昼も夜も、同じくらい空にいる
月は自分では光らず、太陽の光を反射して輝いています。NASAによると、月が空に出ている時間は昼と夜でほぼ同じくらいです。昼に気づきにくいのは、明るい太陽が出ているからにすぎません。
ただし、何時ごろ空にいるかは月の形によって変わります。月は新月のあと、1日に約12度ずつ太陽から東へ離れていき、平均約29.5日で満ち欠けをひとめぐりします。太陽との角度が変わるので、月の出や月の入りの時刻も毎日ずれていきます。
見つけやすいのは上弦・下弦のころ
国立天文台の解説によると、上弦の月(月齢7前後)は昼ごろ東から昇り、日の入りのころに南の空に見えます。つまり午後の青空に半月が浮かんでいるわけです。下弦の月(月齢22前後)は真夜中に昇り、正午ごろに西へ沈むので、朝から昼前の西の空で見られます。
半月のころの月は、太陽から90度ほど離れています。光っている部分も大きいので、まぶしい太陽にじゃまされにくく、青空の中でも簡単に見つかります。
新月や満月のころは、なぜ見えにくい?
新月のころの月は、太陽とほぼ同じ方向にあります。しかも光っている側が地球のほうを向いていないため、新月の前後1日ほどは見えません。三日月のような細い月は昼も太陽の近くにありますが、光る部分が細くて暗いうえに太陽のそばなので、見つけるのはかなり難しくなります。
満月は逆に、太陽のちょうど反対側にあります。日の入りのころに昇り、日の出のころに沈むので、昼間はほぼ地平線の下です。満月の数日前なら夕方の東の空に、数日後なら朝の西の空に見えることがあります。
昼の月が白っぽく淡く見えるのは、月と私たちのあいだの空気が太陽の光を散らし、空全体が青く光っているためです。月の光にその明るい空の光が重なるので、夜のようにくっきりとは見えません。
月の裏側は「絶対に見えない」?
月がいつも同じ面を地球に向けているのは、自転と公転の周期が等しいためで、動画の説明どおりです。ただ、月の公転の速さは軌道上の位置によって変わりますが、自転の速さはほとんど変わりません。さらに自転軸が公転面に対して少し傾いています。こうした理由で、月は首を振るように少しずつ揺れて見えます。この揺れを**秤動(ひょうどう)**といい、東西に最大8度ほど、南北に7度ほど向きがずれます。そのおかげで、地球からでも裏側のふちが少しだけ見えます。
冒頭の「裏側は誰も見たことがない」も、言い過ぎです。地球から直接見えないのは確かですが、1959年10月7日にソ連の探査機ルナ3号が初めて裏側を撮影し、その後の探査機が詳しい地図も作っています。なお、裏側は「ずっと暗い側」ではありません。新月のときは、裏側のほうに日が当たっています。
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出典・参考資料
- 月はいつどんなふうに見える?昼間も見えるの?(国立天文台)
- 暦Wiki/秤動(国立天文台 暦計算室)
- Moon Phases(NASA Science)
- Top Moon Questions(NASA Science)
- First Close-up of the Far Side of Moon(NASA Science)



