硬貨のふちのギザギザ、削り取り防止から偽造防止まで進化していた
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財布の中の硬貨、ふちを指でなぞってみると、ギザギザがある物とない物がありますよね。

このギザギザ、もともとは金貨や銀貨のふちを削り取られるのを防ぐ工夫でした。ふちに溝を入れておけば、少しでも削られたらすぐに分かるんです。

実は日本の10円玉にも、昭和26年から33年に作られたものにはギザギザがあります。通称『ギザ十』です。

このギザギザは、当時10円玉が一番額面の大きい硬貨だったことを示すためだったといわれています。

でも昭和32年に100円硬貨が登場すると、10円玉は最高額面ではなくなり、ギザ十は作られなくなりました。

そして2021年から発行されている新しい500円硬貨には、斜めのギザギザの一部を変形させた『異形斜めギザ』が採用されています。偽造を防ぐための最先端の技術で、大量生産される硬貨への導入は世界初なんです。

硬貨のギザギザは、削り取り防止から最高額面の印、そして偽造防止のハイテクへと、役割を変えながら今も現役で使われているんです。



