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なぜ、サッカーの「ボランチ」はハンドルという意味なの?

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ひとことで言うと

「ボランチ」はポルトガル語の volante から来た言葉で、この語には自動車のハンドルの意味があります。ただし volante は意味の多い言葉で、なぜ守備的な中盤の選手をこう呼ぶか、はっきりした記録は確認できません。

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動画の内容

  1. サッカーピッチを俯瞰した図に、中盤の位置がハンドルのアイコンのように光るシンプルなイラスト

    サッカーの実況でよく耳にする「ボランチ」というポジション名。実はこれ、ポルトガル語で「ハンドル」を意味する言葉なんです。

  2. 抽象的な人型シルエットが中盤でパスを配球し、矢印がチーム全体に広がるイラスト

    車のハンドルが方向を操作するように、ボランチの選手はチーム全体の動きを操る役割を持っています。攻守の切り替えやパスの起点として、まさにチームの舵取り役なんですね。

  3. ディフェンスラインの後ろから自由に動き回る選手のイラスト、破線の軌跡付き

    同じようにポジション名の由来を辿ると面白い発見があります。「リベロ」はイタリア語で「自由な」という意味。守備の枠にとらわれず自由に動ける選手を指す言葉なんです。

  4. サッカーピッチ全体を俯瞰し、各ポジションが柔らかく光るまとめのイラスト

    普段何気なく使っているポジション名にも、こうした言葉の由来があると知ると、次に試合を見るときの楽しみが一つ増えますね。

もう少し詳しく

「volante」は意味の多いことば

ポルトガル語の辞書で volante を引くと、たしかに「自動車の進む向きを操る輪」、つまりハンドル(ステアリング)という意味が載っています。日本の国語辞典『デジタル大辞泉』も、ボランチを「自動車などのハンドルの意」と説明しています。

ただ、volante の意味はそれだけではありません。もとはラテン語の volans(飛んでいる)にさかのぼる言葉で、形容詞としては「飛ぶ」「持ち運べる」「ひとところにとどまらない」といった意味があります。名詞としても、バドミントンのシャトル、機械の回転をならす重いはずみ車、時計の部品など、さまざまなものを指します。ハンドルは、そのたくさんの意味のうちのひとつ、と考えるのが正確です。

ブラジルでの「ボランチ」

ポルトガル語の辞書には、サッカー用語としての volante も別の意味として載っています。ブラジルのポルトガル語で、守備ラインと中盤のあいだにいる選手、中盤で守備的な役割をになう選手のことです(médio-volante とも言います)。同じ位置の選手を、ポルトガルでは trinco と呼びます。

日本語のボランチも、中盤で相手の攻撃の芽をつみ、深い位置から試合を組み立てる選手を指します。いわゆる「守備的ミッドフィールダー」「ディフェンシブハーフ」とほぼ重なる役割です。

「ハンドルだから舵取り役」はどこまで本当?

動画では「ハンドルが方向を操るように、ボランチはチーム全体を操る」と紹介しました。イメージとしてはわかりやすいのですが、ポルトガル語の辞書では、サッカーの volante は「ハンドル」とは別の意味として並んでいて、ハンドルから名づけられたとは書かれていません。

なぜこのポジションが volante と呼ばれるようになったのかは、由来に諸説あり、はっきりした記録は確認できません。また、ブラジルの辞書の説明では「守備」が役割の中心です。「舵取り役」というのは、日本での役割のイメージをふくめた、ひとつの見方として楽しむのがよさそうです。

「リベロ」の「自由」は何から自由?

イタリア語の libero は、たしかに「自由な」という意味です。イタリア語辞典 Treccani によると、サッカーのリベロは、特定の相手を見張る役目(マンツーマンのマーク)を持たずに、守備全体をまとめて動かす役目をになう守備の選手を指します。「どこへでも自由に動ける」というより、「マークの担当から自由」という意味合いです。

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出典・参考資料

最終確認日: 2026-10-09

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