なぜサッカーは前後半45分、合計90分なの?
ひとことで言うと
サッカーの競技規則(IFABの第7条)が「試合は45分ずつの前半と後半で行う」と定めているからです。ただ、なぜ90分という長さになったのかは諸説あり、公式の記録でははっきり確かめられていません。
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サッカーの試合は前後半45分ずつ、合計90分。誰もが当たり前だと思っているこのルール、実は最初から決まっていたわけではありません。

19世紀のイギリスでは、試合時間はチームごとにバラバラ。長い試合もあれば、短い試合もありました。

転機は1866年のある試合。両チームが「45分ずつにしよう」と、その場でたまたま合意したことがきっかけだったのです。

この「45分ずつ」がその後の試合でも繰り返し採用され、1897年に正式なルールとして定着しました。

つまり90分という数字は、科学的な根拠ではなく、ある試合での偶然の合意が始まりだったんです。
もう少し詳しく
今のルールでは「45分ずつ」と決まっている
サッカーのルールは、IFAB(国際サッカー評議会)という団体が「競技規則(Laws of the Game)」として定めていて、世界中の試合がこれにもとづいて行われています。その第7条「試合時間」には、試合は同じ長さの2つのハーフ、それぞれ45分で行うと書かれています。前半45分+後半45分で、合計90分というわけです。
この45分は、試合が始まる前に審判と両チームが合意し、大会の規定でも認められている場合に限って短くできます。試合の途中で「やっぱり短くしよう」とはできません。
ハーフタイムと「追加される時間」
前半と後半のあいだには休憩(ハーフタイム)があり、競技規則では15分を超えないこととされています。実際に何分にするかは、大会ごとの規定で決めます。
また、90分ちょうどで笛が鳴るとはかぎりません。選手交代、けが人の対応、時間かせぎ、VARの確認、ゴールのあとの喜びなどで止まった時間は、審判が各ハーフの最後に追加します。第4の審判が示すのは「最低限」の追加時間で、審判はそれを延ばすことはできても、短くすることはできません。
90分より短い試合もある
子ども、シニア(ベテラン)、障がい者のサッカー、地域の草の根の試合などでは、各国の協会が前後半の長さを変えてよいことになっています。ただし、その場合も「前半と後半は同じ長さ」にするのが決まりです。90分は、あくまで大人の公式戦の基本の長さなのです。
「1866年にたまたま決まった」話について
サッカーの統一ルールは1863年にイングランドで作られ、同じ年にイングランドサッカー協会(The FA)が生まれました。1886年には、ルールを管理する団体としてIFABが設立されています。
動画では、1866年の試合で両チームが「45分ずつにしよう」とその場で偶然に合意し、1897年に正式なルールになった、と紹介しました。ただ、IFABやThe FAの公式な歴史資料ではこの経緯を確かめることができませんでした。90分の由来には諸説あり、はっきりした記録は確認できない、と受け止めておくのがよさそうです。
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出典・参考資料
- Law 7 - The Duration of the Match(The IFAB(国際サッカー評議会), Laws of the Game)
- General modifications(The IFAB(国際サッカー評議会), Laws of the Game)
- The IFAB Background(The IFAB(国際サッカー評議会))
- A history of the FA(The Football Association)



